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ドラムマニアに感謝!


改めて音楽人生を振り返ってみる。

自分がドラムにはまったキッカケは、やはり高校時代にドハマりしていたドラムマニア(音ゲー)が事の発端だと思う。





友人に連れられて入ったゲームセンターで、ド派手に幅を利かせた大きな筐体。

画面上部から高速で落ちてくるカラフルなバーに合わせ、高速でスティックを捌く友人がとってもかっこよく見えた。

お昼の牛乳代と言われて親から毎日渡される100円玉。

大事にポケットに押し込み、退屈な授業を耐え忍び、放課後のドラムマニアの時間をひたすら待つわけ。

当時は100円で3曲遊べたわけだけど、時間にしてたかだか10分ちょい。

お小遣いが本当に少なかったからね。

友人は金持ちで毎日500円くらい平気で使うんだけど、自分はこの100円玉しかないから…たったの1回プレイが終わると、友人のプレイを後ろからずっと見続けるしかできない。





でもね。

今思えばこの「物足りない感」が良かったのかもしれない。





高校卒業後は県外の短期大学へ進学した。

入学後は、諸事情により琉球空手にのめりこむのだけど、それも長く続かずに気が付けば2年生も後期に突入する時期に。

この頃には授業もほとんどないし、卒業研究もそれほど力を入れてやっていたわけじゃないから夢の週休5日制くらいの勢い。

家に閉じ籠りひたすらゲーム三昧してたんだけど、ある日の番に何気に観ていたTVで音楽番組やっていたの。

どんなバンドだったか、今じゃ全く思い出せないんだけど、ドラムの人が物凄いかっこいいドラムを叩いているのを見た瞬間に…

「あ、これだこれ!ドラムやるか!」ってなったの。

この頃にはそんなにドラムマニアにはまっていなかったけど、ゲーセンに寄ると必ず1回はプレイしてたかな。

心のどこかでドラムに憧れがあったし、高校時代の消化不良感がまじりあって決断が速かったのかもしれない。





何も考えず勢いで走っていたお年頃でしたからねぇ(笑)

翌日には適当に見つけたメンバー募集サイトに「初心者ですけどやる気はあります!バンド組みましょう!」的な事を勢い任せに書いた記憶がある。





ほどなくして初心者でもドラムお願いしますっていう社会人バンドからお声をかけていただきまして。

人生初の雑食系コピーバンド『モンゴリアンチョップス(後日改名:Soul Mate』にドラムとして参加することに。





リーダーの趣味で…

当時の自分にとっては未知の領域だった「レッチリ」とか「ニルヴァーナ」とかをコピーしてたんだけど、最初は全く良さが分からず。

楽譜の読み方も知らなかったし、真顔でテンポキープ?何それ美味しいの?状態だたし、スネア音うるさい→打面にタオルを敷いて撫でるような叩き方したり、スティックの持ち方?ん?ん?的なね。




そんな状態でよくわからない状態のまま、3か月後にはお洒落なライブカフェでライブをやってしまったの。

頭真っ白だったけど、暖かいスタッフとお客さん、ボロボロの演奏でもやり切った後の感動といったら今でも覚えている。

少し大袈裟な表現かもしれないけど、全く新しい世界に来た感じ。

この時に既に分かっていたのかもね。

ドラムは一生モノの趣味になるなと。





そんなこんなで30歳超えた今でも元気にドラムやってますからぁ。

身体が動かなくなるまで、きっと辞めないでしょうね。





ごくたまにゲーセンに寄って音ゲー(特にドラムマニア)をガンガンにプレイしている人を見るといつも思う。

その先にもっと面白い世界があるかもしれないよぉ~って(笑)





改めてドラムマニアに感謝したい。

そんなことをふと思った二日酔いの夜なわけ。




Dr.KANZO



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